こんにちは!転職たわしちゃんです。
転職面接は大体の流れが決まっています。
今回は、製造業・メーカーの開発職での転職面接でよく聞かれる内容に注目して、面接の流れと質問を紹介します。
私自身の転職面接での実体験も含めて、製造業・メーカー開発職の面接についてばっちり解説します。
基本的な流れと、製造業・メーカーならではの質問を押さえて面接を乗り越えましょう!
Contents
製造業・メーカー開発職の面接の流れは?
まず、転職面接のおおよその流れは以下のようになります
- 自己紹介
- 転職理由(現職を離れる理由)
- 志望理由(この会社がいい理由)
- 自己PR・エピソードトーク(製造業・メーカーならではの質問が多い!)
- 逆質問
それぞれの項目について説明します。
自己紹介
自己紹介では次の項目を簡潔に説明しましょう。
- 最終学歴と学部・専攻
- 名前
- 現職の社名と部署、どんなことを行なっているか
例えば次のように言いましょう。
「〇〇大学の○学部を卒業しました、たわし太郎です。
現在は〇〇株式会社の〇〇部に所属し、〇〇の開発に携わっています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
結構あっさりしてる。
自己紹介は簡潔で短くを意識しましょう。30秒でOKです。長くても1分で抑えましょう。
面接官は履歴書と職務経歴書を持っています。
また製造業・メーカーの方は合理的思考をしている方が多いです。
彼らが聞きたいことは後から聞いてくるので自己紹介の場では簡潔に終わらせましょう。
ただし、あまりにも緊張しやすい方は
「緊張していますが本日はよろしくお願いいたします。」
と最初に緊張していることを言ってもOKです。
転職理由
続いて聞かれるのが「転職理由」です。
つまり、なぜ現職を離れようとしているのかを説明する場です。
この理由は「あなたが転職したとして、またすぐに辞めるのではないか?」「転職して長いこと働き続けてくれそうか」を確認するためです。
転職者を受け入れるには多くの費用が必要になります。
またその後の教育コストも考えると、企業としては長く働き続けてもらえる人材が良いに決まっています。
受け答えのポイントは「前向き」です。
あなたが仕事で活躍したい理想像と現職のギャップを説明しましょう。
ネガティブな話や愚痴では面接官にマイナスな印象を与えるので絶対に言わないようにしましょう。
志望理由
志望理由では、あなたがこの会社に入りたい理由を具体的に示しましょう。
ポイントは「熱意」と「マッチング性」です。
この会社で働きたい理由を、商品のラインナップや事業の優位性、会社の強みの観点から明確に伝えましょう。
この会社でなければダメだという思いを面接官に伝えることを意識しましょう。
また、転職理由で話した自分の理想像と志望企業とがマッチしていることをアピールしましょう。
上手く説明できれば転職理由から志望理由までがスムーズにつながり、好印象を与えることができます。
自己PR・エピソードトーク
現職での経験や自分のスキルを伝える場です。
「あなたの強みを教えてください」や「弊社でどのように活躍できますか?」といった様々なバリエーションの質問が来ます。
また、製造業・メーカーならではの質問や開発職独特の質問も多く出てくるのも特徴です。
ポイントは「現職でどんな活躍をしたか」と「志望企業でどう貢献できるか」という軸をブラさず語ることです。
受け入れ部署の面接官は当然知識豊富ですので、かなり深い内容まで聞いてくることが想定されます。
自信のない項目については無理に話すのではなく、正直に「申し訳ありません。その内容については現職で関わっておらず知見がありません」と伝えましょう。
また、職務経歴書をもとに質問されるので、事前準備としてしっかり職務経歴書の作り込みを行うことが重要です。
製造業・メーカーの開発職として職務経歴書をどう書くかは別の記事で解説しますので参考にしてください。
逆質問
最後は逆質問です。
「何かあなたの方から聞きたいことはありますか?」
という質問に対して、あなたの熱意を伝える最後の場です。
逆質問についてはいくつかの記事で解説していますので具体的な逆質問については参考にしてください。
注意点として、働き方や福利厚生に関する質問をしたい場合は、入社意欲を伝える質問も合わせて2つ聞くようにしましょう。
入社したい熱意を伝えることは前提で、そこから気になることを聞くというイメージで臨みましょう。
製造業・メーカーならではの質問は?
ここから、実際に私が体験した質問も交えて、製造業・メーカーならではの面接内容を説明します。
直球の質問や変化球の質問もあるので、いろいろなパターンを想定して自信を持って答えられるように準備しましょう。
基本は職務経歴書の深掘り
だいたいは職務経歴書から具体的なエピソードや結果を聞かれることが基本です。
開発時にはどのような内容に関わりましたか?
私は新製品の部品設計を担当しました。現行モデルにはない新機能を搭載するため、設計与件を設定し、材料選定、形状モデリング、製造条件設定まで携わりました。
職務経歴書にある開発プロジェクトでのあなたの役割は何でしたか?
プロジェクトマネジメントとして、設計メンバーやデザインメンバー、営業メンバーとの折衝を行いながら、開発スケジュールに遅れなくかつ性能面でも問題がないように調整を行いました。
開発者に求める要素は「スキル」と「コミュニケーション」
製造業・メーカーの開発者に求める能力は、「スキル」と「コミュニケーション」の2つです。
スキルは想像がつきやすく、主に問題解決能力や設計能力を指します。
一方で、意外にも開発者にコミュニケーション能力は重要です。
ただし営業職でいうコミュニケーションとは少し異なり、開発者に求められるのは「事実と推測を区分けして明確に伝える力」や「必要な要素を漏れなくかつ重複なく把握し伝える力」などといった、理路整然と物事をまとめてそれを発信できる能力になります。
ものづくりの開発では、起こった事象に対して何が言えるかとそれに対してどう対応するかを適切に判断することが求められます。
これらの要素を上司や部下にきちんと整理して伝達できなければプロジェクト全体の進捗に影響を与えかねません。
さらに、開発者は他部署との関わりも多いのも特徴です。
営業メンバーには小難しい用語は使わずに伝えることが求められますし、製造メンバーには具体的で専門的な説明をすることが必要になります。
必要な情報を、相手にとって十分な分量で説明できることが開発者のコミュニケーション力になります。
面接では、これらの説明力を問われる質問が来るかもしれません。
現職のプロジェクトではどのような人と関わってどう接しましたか?
開発プロセスの中で主に、営業、製造、デザイン、品質保証のメンバーとやり取りを行いました。営業の方とは商品コンセプトや企画について擦り合わせを行い、製造の方とは材料選定や金型設計について相談を密に行いました。・・・
リーダーとしてメンバーをまとめる際に心がけたことは何ですか?
開発を行う中で、メンバー一人一人に経験と自信を積んでもらえるよう、担当部品の設計のプロトタイプとコンセプトはメンバーに考えてもらうことを意識しました。サポートが必要な場面があるので、メンバーと進捗の相談は毎日行い、その際にはメンバーの意見は極力褒めて自信をつけて業務に当たってもらえるように工夫しました。・・・
面接では「わかりやすく結論から話す」ようにして、具体的エピソードはなるべく専門用語を省いて説明するようにしましょう。
まとめ:製造業・メーカー開発職では基本的な流れを押さえてスキル面とコミュニケーション面をアピールしよう
製造業・メーカーでの開発職の面接では具体的なスキルやコミュニケーション能力を問われる質問が多くあります。
基本的な面接の流れを押さえながら、独特の質問に対しても簡潔で分かりやすい説明ができるようにきちんと準備をして臨みましょう。
この記事の内容を参考にして繰り返し練習をすればきっと面接をクリアすることができます。
鏡に向かって10回話すことで自信につながります。頑張りましょう!
あなたの転職活動が素晴らしいものになることを願っています。
それでは!