こんにちは!たわし転職のたわしです。
私は現在、エンジニアとして会社員をしています。
前職でいくつか資格を取得しましたが、現職や他社での面接をする中で意外にウケが良かった資格があります。
この資格がそんなに有名で、そこそこ権威性のある(?)ものだとは思っていませんでした…。
正直今でもそう思っています…。
- 転職を考えているけど、何かちょうど良い資格はないかな?
- 自分がエンジニアに向いているかを資格取得を通して確認したい
と言う方はご一読ください。
今回は未経験でエンジニアへの転職を考えている際に、持っているとちょっと良いかも?という資格を紹介します。
ただしこの場でターゲットとしているのはものづくりエンジニアであり、ITエンジニアとは異なるので、その点はご了承ください。
Contents
結論:ものづくりエンジニアを目指すならQC検定を受けてみよう
早速結論ですが、私が前職・現職でお薦めされた資格がQC検定です。
危険物取扱者やITパスポートなど、名前をよく聞く資格と比べると陰が薄いと思います。
ご存知ない方が多いと思うので公式サイトから検定の説明を抜粋します。
品質管理検定(QC検定)は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを全国で筆記試験を行って客観的に評価を行うものです。
第1回試験は2005年に行われ、現在は年2回(9月と3月)の試験が実施されています。学生(高校生等)、社会人など幅広くお申込みいただき、全国で合格者は累計66万名を超えています。
日本のほとんどの企業では、品質管理が実施されています。この品質管理を実施するためには、そこで働く人々の品質管理に関する意識、能力、改善能力が重要です。この品質管理能力、改善能力といった能力を発揮するためには、品質管理の知識だけでなく、個人のリーダーシップ力やモチベーション、それらを引き出す組織体制などといった多くの要素が関係します。しかし、一番の基本となるのは品質管理に関する知識であることは事実です。
https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/qc/qc_qc1/
要するに、ものづくりの品質に関する検定です。
ものづくりの品質に関する知識・手法を体系的に確認するために行われる試験で、年に2回(主に9月・3月)実施されています。
手法や考え方の中には戦後間もない時期から生まれたものもあるので、「なんだか古めかしいな」と感じるものもあります。
ですが、ものづくりをする上での基本的な考え方を網羅するにはちょうど良い学習領域といえます。
QC検定の級は4つ!どれを受けるのが良い?
QC検定は大きく4つの級に分けられています。
それぞれの級の対象となる方は以下のとおりです。
1級/準1級 | 品質管理部門のスタッフ、技術系部門のスタッフなど企業内において品質管理全般についての知識が要求される業務にたずさわる方々 |
2級 | QC七つ道具などを使って品質に関わる問題を解決することを自らできることが求められる方々、小集団活動などでリーダー的な役割を担っており、改善活動をリードしている方々 |
3級 | QC七つ道具などの個別の手法を理解している方々、小集団活動などでメンバーとして活動をしている方々、大学生、高専生、工業高校生など |
4級 | これから企業で働こうとする方々、人材派遣企業などに登録されている派遣社員の方々、大学生、高専生、高校生など |
4級は主に学生や未経験者に向けて、ものづくりに携わる上での心構えについてを問うレベル感です。
3級になるとQC七つ道具と呼ばれる具体的手法を使う問題が出てきます。難易度は高校〜文系大学卒業者向けです。
2級では統計学を用いた解析手法を問う問題が多く出題されます。難易度は理系大学卒業者向けです。
1級/準1級ではそれぞれの知識をより深く問われ、品質管理に関するリーダーを担う人材に向けた試験になります。
私は2級を取得しました。
未経験者の転職という観点では3級の取得を目指して、大学で統計学を学んだ方やある程度計算や数式に慣れている方は2級を取得できると十分かと思います。
1級/準1級はエンジニアの設計者でも取得している方は少ない印象なので、まずは3級・2級の取得を目指しましょう!
受験するには、公式サイトから申し込み可能です(下記外部リンク)。
https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/qc/qc_qa6
転職面接での感想
転職面接ではQC検定の話題に触れることが2回ほどありました。
当時は資格欄に書けるから書いておこう程度の認識でしたが、面接官から「QC2級持っているならしっかり知識は身につけられてますね」といったコメントがありました。
内心「そうなの?」と思いましたが「ありがとうございます。」と返した覚えがあります。
転職先に入社した後も社内の推奨保有資格でQC検定の項目があり、多くの社員や派遣さんが取得に向けて取り組んでいました。
現実にエンジニアとしてのスキルが備わっているかは別として、一定程度の知識を保有しているという裏付けにはなる、という印象です。
また、実際の解析や打ち合わせでもQC手法を用いることもあり、持っていて損はなかったと思う資格でした。
まとめ:ものづくりエンジニアを目指すならQC検定を考えよう
今回はQC検定についてお伝えしました。
正直、最先端の知識ではなく、古くから使われる統計的手法を学ぶ検定ではありますが、ものづくりの設計現場ではこれらの知見があることが必須といえます。
今後ものづくりエンジニアとして転職したりキャリアを始める上ではQC検定を受験してみるのも良いかと思います。
これからのあなたの生活がより良いものになるよう応援しています。
それでは!