転職面接では、ほぼ間違いなく最後に逆質問があります。
そんな方に向けて、私が意識していたことを解説します。
私自身、質問するのがとても苦手でした。
- 余計なことを聞いて相手に不快な思いをさせないか?
- 的外れなことを聞いてしまわないか?
考えこんで黙ってしまうこともありました。
ですが、この記事を読んで実践していただければ
- 今まで苦手だった逆質問が得意になる
- 相手がどんなことを話したいのかが分かるようになる
- 今まで逆質問に割いた分の時間を有効に使うことができる
と良いことずくめです。
ぜひ参考にしてください。
ただし、本記事は以前の記事の内容からステップアップした考え方をお伝えしています。
前の内容も確認した上でこの記事を見てもらえればより理解が深まりますので、そちらもチェックしてくださいね。
Contents
逆質問に向けて考えること
早速ですが、結論をお伝えします。
逆質問に向けて、私は次のことを意識していました。
それぞれ見ていきましょう。
逆質問のTip1:面接官の自己紹介で立場と役職を確認する
逆質問は相手が質問を返しやすい内容にする必要があります。
具体的には、例えば課長職の方にはチームメンバーの求める役割を聞いたり、プレイヤーとして重視することを尋ねたりと、前線で活躍する人目線で質問をします。
一方で役員クラスの方には経営方針や、事業部の今後の成長など、抽象的で長期目線にわたる質問をするのが良いです。
立場と役職によってどの目線での質問をしようかを判断できるようにしましょう。
自己紹介の際に、ざっくりと面接官の役職を確認して、それとなく質問の方針を決めておくのがオススメです。
逆質問のTip2:話に出てきた「数字」に注目する
私が面接に臨む時に注意していたのは、面接官が数字を出してきた時です。
その数字を自分にとって大きいのか小さいのかを一瞬のうちに考えてみましょう。
例えば私が製造業の面接において、一つの製品の開発期間が5年と聞いた場合は
「開発期間が5年と、私の現職での期間よりも長いのですが、どのようなステップを何段階に分けて開発を行っていますか?また長期の開発において重要となるポイントは何でしょうか?差し支えない範囲で教えていただけますでしょうか」
と尋ねました。
また別の企業での面接で、チームメンバーが約15人いるという話を聞いた時は
「15人というメンバーは私の現職と比べると多く感じます。メンバー同士の綿密なコミュニケーションを確保するために心がけていることはありますか?」
と尋ねました。
出てきた数字をキーワードにして質問することのメリットは2つ。
- 数字を使うことでより具体的な質問にしやすいこと
- 面接官の言葉を復唱する意味で話を聞いている=興味を持っていると思われること
です。
ぜひ積極的に意識してみましょう。
逆質問のTip3:具体的な話を一般化して自分ごとに落とし込む
最後のポイントは、具体的なエピソードが出た場合、それを自分事に変換することです。
難しく聞こえるかもしれませんが、簡単です。
面接官が話したストーリーや事例があれば、私がやるとしたら、、、と考えてみます。
その時に起こりそうな問題やイメージできないことを尋ねてみましょう。
例えば、もし面接官が自身が携わった開発プロジェクトの話をしたとします。
あなたがそのプロジェクトを任されたと考えた時、想像できないことや、今の自分では分からないことを素直に聞いてみましょう。
- そのプロジェクトをやり抜くにあたって重要だと感じたことはありますか?
- いくつくらいの部品をどのくらいの期間で設計しましたか?
面接官が具体的なエピソードを出すということは相手に聞いて欲しい内容があることの裏返しです。
エピソードにまつわる質問をすることで面接官は「この人は私たちの業務に興味を持ってくれている」と思ってもらえます。
逆質問は即興力!日常生活で特訓してみよう
日頃からちょっとした意識をして生活しておくと逆質問で困らなくなります。
身の回りのふとした気づきを見つけてそれを疑問文にしてみましょう。
- なぜ今日は電車が空いているのだろう?
- なぜこの人は5人も子供がいるのだろう?
などなど。
正解を見つけるのが目的ではないので、出てきた疑問はそのままにしてOKです。
ちょっとした「おや?」を疑問にすることで、あなたの質問力の向上につながります。
ぜひ試してみましょう!
まとめ:相手の発言や振る舞いを観察して逆質問を乗り切ろう!
逆質問に限らず上手な質問をするためには、相手のことを考えながら話を聞くことが大切です。
面接の場で出てくる具体的な数字やエピソードは、面接官があなたに話したかったり時には自慢したかったりするものです。
そこを見逃さず、面接官の思いを読んで質問にしていきましょう。
それでは!