先日の記事で、転職面接の逆質問について説明しました。
逆質問では具体的にこんなことを聞くと良いという定番質問を載せていますので、まだ読んでいない人は目を通してみてください。
今回の記事はその第2弾として、逆質問でしてはいけない質問を取り上げます。
なんとなく聞かない方がいい質問はある気がするけど、具体的に何がダメなんだろう。
NG質問にはいくつかのパターンに分けられます。
ここではいくつかのジャンルに分けてNG逆質問の例を見ていきましょう!
Contents
まずはおさらい:逆質問の意味とは?
逆質問は、転職の面接時に最後に尋ねられる「最後にあなたから質問はありますか?」という、ありがたいようで困ってしまう問いかけです。
早く終わって欲しい!
ですが、逆質問を有効活用することで次の4つのメリットが生まれます。
- あなたがその会社に興味を持っていることをアピールできる
- 面接官と対話することで、業界や仕事内容について具体的な情報を得ることができる
- あなた自身のスキルや経験をさらにアピールできる
- 会社から見てあなたがマッチしているかを考える場になる
具体的には過去の記事を参考にしてください。
質問があればするのではなく「必ず聞く」のスタンスで臨みましょう。
NG逆質問をパターン別に徹底解説!
ではここで聞いてはいけない逆質問について、パターン別に見ていきましょう。
大きく分類すると下記の7点になります。
- 少し調べれば分かる質問:NG度100%
- 受け身の態度が透けて見えるような質問:NG度90%
- 相手の役職に合っていない質問:NG度70%
- 面接で聞いた内容と同じ質問:NG度50%
- 面接の合否・出来栄えに関する質問:NG度40%
- 「はい」「いいえ」のみで終わる質問:NG度30%
- 給与や福利厚生に関する質問※注意あり:NG度20%
これらについて順番に具体例と理由を見ていきましょう!
パターン1:NG度100%!少し調べれば分かる質問
会社のホームページやパンフレットなどに大きく書いてあることについて尋ねるのは絶対にNGです。
- 御社の企業理念はなんですか?
- 御社の前年度の利益率はどのくらいですか?
- 御社が求める人材はどのような人ですか?
調べようと思えばスマホで1分で分かりそう・・・。
NGの理由は「私はこの会社に興味がありません」と主張しているようなものだからです。
少なくとも会社概要とリクルートページに書いてある内容は質問を避けましょう。
パターン2:NG度90%!受け身の態度が透けて見える質問
あなたの主体性が感じられない質問は面接官に悪い印象を与えるので絶対に避けましょう。
- 御社で働けばどんなスキルが身につきますか?
- 御社は私の能力やスキルを伸ばしてくれる環境でしょうか?
会社がスキルを伸ばしてくれるのではなく「会社の制度を使ってあなた自身でスキルを磨く」のです。
NG理由は、「やる気が感じられない」「人に頼ろうとしている」と思われるからです。
ややもするとこのようなニュアンスの質問になってしまうことがあるので、十分注意して言葉を選びましょう。
パターン3:NG度70%!相手の役職に合っていない質問
面接官の役職や職種に合っていない質問はNGです。
- (配属先の部長に対して)〇〇の部品はなぜ樹脂を選定しているのですか?
- (役員に対して)〇〇の部署には何人のメンバーがいますか?その男女比はどのくらいですか?
面接官が知らないことを聞いてしまうと心象が悪くなります。
答えられないのは恥と感じてしまうのが人の性・・・。
役職が上の方の人に、具体的な課内の情報や商品の詳細について尋ねても知らないことが多いです。
面接官も人間です。
TPOや相手を選んだ質問ができるのかどうかという観点でも面接の合否を分ける重要な要因になるので、相手の立場に立った質問を選びましょう。
パターン4:NG度50%!面接で聞いた内容と同じ質問
これはやってしまいがちですが、面接中に出てきた内容をもう一度説明するような質問は避けましょう。
- この部署の商品開発には何人ほどのメンバーがいますか?(既に説明済)
- 御社のグローバル展開の展望はどのようなものですか?(既に説明済)
「先ほど話しましたが改めて説明しますと」と前置きされたらアウトです。
NG理由は「人の話を聞いていない」と思われるからです。
ですが、どうしても頭から抜けてしまうことがあると思います。
先ほど聞いた内容と被っていた場合は素直に「申し訳ありません、緊張して話が抜けてしまいました。丁寧に教えてくださりありがとうございます」と述べましょう。
正しく対応すれば面接官も特に気にせず乗り越えられるでしょう。
パターン5:NG度40%!面接の合否・出来栄えに関する質問
今回の面接の内容自体に関する質問は基本的には避けましょう。
- この面接のフィードバックをいただけますか?
- 今回の面接で私の課題は何かございますでしょうか?
面接練習ならともかく、本番ではフィードバックを求めてはいけません。
NG理由は「会社にとってフィードバックを伝える必要がない」「結果は面接官同士の相談で決まる」ためです。
はやる気持ちは分かりますが、いずれ結果は明らかになるのでどっしり構えましょう。
パターン6:NG度30%!「はい」「いいえ」で答えるような質問
やや難しいですが、質問が簡単すぎて話題が膨らまない質問は可能なら避けましょう。
- 入社後の教育制度はありますか?
- 部署に女性社員はいますか?
面接官「はい、そうです。」
あ、はい・・・。ありがとうございます。
NG理由は、話題が乏しいと「この人と一緒に働いても面白くないのでは」と感じてしまうためです。
ただし、先ほどの例では「はい」「いいえ」で答えられない質問にすることができます。
- 入社後の教育制度はどのようなものがありますか?また、OJT制度などスキルを伸ばせる仕組みがあれば教えてください。
- 部署内の女性社員の人数はどのくらいですか?また、今後の女性社員の割合についての展望があれば教えてください。
少し質問の仕方を変えることで話題を膨らませることができるので工夫してみましょう。
パターン7:NG度20%!給与・福利厚生に関する質問※注意あり
最後のパターンは、質問すること自体は悪くないですが、この質問だけで終わってしまうと面接官にマイナスの印象を与えてしまいます。
- 有給取得率はどのくらいですか?
- 年間の平均昇給額はいくらですか?
実際に気になるし、聞いてもいい気がするけど・・・。
給与や福利厚生に関する質問自体は問題ありません。ですが、それだけで終わるのは良くないです。
最後の話題が働き方についてだったら「この人は仕事に対する熱意は低いのかも」と思われる可能性があります。
福利厚生や賃金に関する質問をした後には、業務に関する質問をするように意識しましょう。
まとめ:NGパターンを把握して逆質問を乗り切ろう!
逆質問は面接終盤にあるため、つい気を緩めてしまいがちです。
最後まで気を抜かず、相手の立場に立った質問をすることを心がけて転職を成功させましょう!
それでは!